📘 初心者さん向け|タロット入門(全10回)
このシリーズでは、タロットの始め方から、意味の覚え方、正逆位置、
1枚引き、絵読み、スプレッドまで、
初心者さんが学びやすい順番でやさしく解説しています。
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タロットを続けると何が変わるの?

※当ブログでは、RWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットの解釈を基準に、
ゴールデン・ドーン体系の象徴解釈を参照して解説しています。

タロットを続けている人の中には、
「考え方が変わった」という人もいるんだよ!
タロットを学び始めたばかりの頃は、
「カードの意味を覚えること」
「占いができるようになること」
に意識が向きやすいものです。
ですが、長く続けている人の話を聞くと、
「前より自分の気持ちがわかるようになった」
「悩み方が少し変わった」
「焦ることが減った」
といった声を聞くことがあります。
なぜ、カードを読むことが、そのような変化につながるのでしょうか。

カードを読むだけで、そんなことってあるの?

タロットは未来の可能性を見るだけでなく、
自分自身を見つめる時間にもなります。
続けるうちに、
少しずつ見える景色が変わってくることもあるんですよ。
もちろん、タロットが特別な力で人を変えるわけではありません。
ですが、カードに描かれた象徴を見つめ、問いかけに向き合う時間は、
普段は気づいていない考え方や感情に目を向けるきっかけになることがあります。
タロットを続けることで、
- 自分は本当は何を望んでいるのか
- なぜ同じことで悩みやすいのか
- 今の自分にはどんな可能性が残されているのか
といったことを、少しずつ見つめられるようになる人もいます。

この記事では、以下のことを、
できるだけわかりやすく紹介していくよ!
- タロットを続けることで起きる変化
- 自分との向き合い方がどう変わるのか
- 学びを積み重ねることで育つ力
- タロットを長く楽しむためのコツ

タロットは、答えを与えてくれる道具というより、
「自分でも気づいていなかった思いや可能性に光を当ててくれる道具」
ともいえます。
ここでは、その視点からタロットを見ていきます。
まず知っておきたい|タロットは気づきを促す道具

タロットというと、
「未来を当てるもの」
というイメージを持つ人も多いかもしれません。
もちろん、
これから起こりそうな流れを考えるために使われることもあります。
ですが、タロットの役割はそれだけではありません。
タロットを扱う人の中には、「答えをもらうため」だけではなく、
「自分でも気づいていなかったことに気づくため」
に活用している人もいます。
カードに描かれた象徴や場面を通して、
- 今の自分は何を感じているのか
- 本当は何を望んでいるのか
- どんな考え方のクセを持っているのか
- どこに新しい可能性があるのか
を見つめ直すきっかけにもなるからです。
タロットは未来を一方的に告げる存在というよりも、
「自分自身の内側(無意識)に光を当てるための鏡のようなもの」
ともいえるでしょう。
もちろん、
「カードが無意識を直接読み取る」と断定できるわけではありません。
ですが、カードを見ながら考えることで、
普段は意識していなかった感情や価値観に気づくことはあります。
その意味でタロットは、
気づきを促す道具として使うことができるのです。
とくにRWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットは、
絵そのものに多くの象徴が込められていることが大きな特徴です。
人物の表情。
立っている場所。
手にしている道具。
背景に描かれた風景や色――。
そうした一つひとつの象徴は、読み解きの手がかりになり、
見る人によって受け取る印象が変わることもあります。
だからこそタロットは、単に意味を暗記するだけではなく、
「私はこの絵から何を感じるだろう?」
と考えるところから学びが始まる、ともいえるのです。

カードをよく見ながら、
「カードが何を示しているのか」
に自分で気づいていく感じだね!

そうなんです。
だからタロットを続けていると、カードの意味だけではなく、
自分自身の考え方や感じ方にも目が向くようになっていくんです。
タロットとの対話では、一つの正解だけを探すのではなく、
自分でも気づいていなかった思いや考えに目を向けることも大切です。
そして、その小さな気づきの積み重ねが、
少しずつ自分との向き合い方を変えていくことにつながるのです。
核カードで見る|星に見る「どんな状況の中にも残る希望」

タロットを続けることで起きる変化を象徴するカードのひとつとして、
今回紹介したいのが『星』です。
星は大アルカナ17番。
塔の次に配置されているカードです。
塔は、それまで信じていたものが崩れたり、
価値観が大きく揺さぶられたりする場面を表します。
その激しい出来事の後に現れるのが星なのです。
RWS版の星には、
夜空に輝く大きな星と七つの小さな星、
そして、水を注ぐ女性の姿が描かれています。
全体からは、静けさと安心感が伝わってきます。
星のカードから読み取れるテーマのひとつが、
「どんな状況の中にも、まだ光は残っている」ということです。
すべてが順調だから希望があるのではありません。
迷っているときも、
落ち込んでいるときも、
自信を失っているときも、
その人の中には、
まだ可能性や希望の種が残されていると考えることもできます。
星は、そのことを静かに思い出させてくれるカードです。
タロットを続けることも、少し似ているかもしれません。
カードを読みながら、
自分では気づいていなかった思いに出会うことがあります。
- 私は本当は何を望んでいるんだろう
- なぜ同じことで悩んでいるんだろう
- 本当はどんな未来を願っているんだろう
そんな問いに向き合う時間が増えていきます。
だから星は、「希望」を表すだけでなく、
今回のテーマでは
「自分の中に残っている光に気づくカード」ともいえるでしょう。
タロットを続ける中で育つ変化とは、
未来を当てられるようになることだけではありません。
自分自身の中にある希望や可能性を見つけられるようになること――。
それもまた、大切な変化のひとつなのです。
▶︎ 大アルカナ17番 星

星って、“願いが叶うカード”というイメージがあったけど、
そんな意味もあったんだね…。

うん。
もともと自分の中にあった光に気づくカードとして、
読むこともできるんだね!

だから星のカードは、
苦しい状況の中でも前を向く力を表すことがあります。
タロットを続けることで、
自分でも見えていなかった可能性に気づけるようになる――。
そんな変化を象徴するカードとして、
今回のテーマには星がとてもふさわしいと思っています。
関連カードで理解を広げる

『星』が「自分の中に残っている希望や可能性に気づくカード」だとしたら、
その気づきを支えてくれるカードもあります。
ここでは、
「タロットを続けることで育っていく力」という視点から、
4枚のカードを見ていきましょう。
世界|学びが一つにつながる
タロットを学び始めた頃は、
カードの意味も、
象徴の知識も、
それぞれ別々のものに見えるかもしれません。
ですが続けていると、
「あのカードとこのカードはつながっていたんだ」
「以前読んだ内容が今になって理解できた」
と感じることがあります。
『世界』は、完成や統合を象徴するカードです。
RWS版では、一人の人物を囲むように四つの象徴が描かれています。
それぞれが別々に存在しながらも、ひとつのまとまりとして調和しています。
タロットの学びも同じです。
最初は点だった知識が、経験を重ねることで少しずつ線になり、
やがて全体像が見えてくることがあります。
学び続けることで、知識や経験が一つにつながっていく――。
世界は、その成長の姿を教えてくれるカードです。
▶︎ 大アルカナ21番 世界
節制|日々を整える
タロットを長く続けるために、特別な才能は必要ありません。
むしろ大切なのは、無理をせず続けることです。
『節制』は、
異なるものを混ぜ合わせながら、全体のバランスを整えるカードです。
RWS版では、天使が二つの杯の間で水を移し替えています。
そこには、極端に偏らず、少しずつ調整していく姿勢が表れています。
タロットは、
毎日何時間も勉強しなければならないわけではありません。
一枚引きをしたり、気になったカードを眺めたり…
短い時間でも十分です。
大切なのは頑張り続けることではなく、続けられる形を見つけること――。
節制は、そんな穏やかな継続の大切さを教えてくれます。
▶︎ 大アルカナ14番 節制
力|感情との向き合い方を学ぶ
タロットを続けていると、
自分でも気づいていなかった感情に出会うことがあります。
不安
焦り
寂しさ
あるいは、
本当はやりたかったことや、
心の奥に残っていた願いかもしれません。
そうした感情に気づくと、戸惑うこともあります。
『力』は、
感情や本能を無理に押さえつけるカードではありません。
RWS版では、女性が穏やかな表情で獅子に触れています。
そこには、力づくで支配するのではなく、
理解しながら向き合う姿が描かれています。
タロットも同じです。
「こんな気持ちはダメだ」と否定するのではなく、
「私はこんなふうに感じていたんだな」と受け止めてみる。
その積み重ねが、自分との向き合い方を少しずつ変えていきます。
感情を消すのではなく、感情との付き合い方を学ぶ――。
力は、その大切さを教えてくれるカードです。
▶︎ 大アルカナ8番 力
ペンタクルの8|続けることで育つ力
タロットは、一冊の本を読めば終わる学びではありません。
一枚一枚のカードと向き合いながら、少しずつ理解を深めていくものです。
『ペンタクルの8』には、
コインを一つずつ丁寧に刻む職人の姿が描かれています。
派手さはありません。
ですが、目の前の作業を繰り返し積み重ねています。
その姿は、タロットを学ぶ人にも重なります。
最初は意味がわからなかったカードも、
何度も引き、
何度も読み返すうちに、
少しずつ理解できるようになっていきます。
そして気づけば、
以前より深くカードを読めるようになっていることもあります。
成長は、日々の小さな積み重ねから生まれます――。
ペンタクルの8は、
継続そのものが力になることを教えてくれるカードです。
▶︎ ペンタクルの8

タロットを続けると、
知識がつながったり、
感情との向き合い方を学んだり、
少しずついろんな力が育っていくんだね!
タロットを続けることで見えてくるもの

タロットを続けていると、
カードの意味を覚えるだけではない変化を感じることがあります。
もちろん、その感じ方は人それぞれです。
必ず同じ変化が起こるわけではありません。
ですが、タロットと向き合う時間を重ねる中で、
少しずつ見えてくるものもあります。
ここでは、タロットを続ける中で感じやすい3つの変化を紹介します。
感情を整理しやすくなる
悩みごとがあるとき、
私たちは頭の中で同じことを何度も考えてしまうことがあります。
不安
迷い
怒り
悲しみ
いろいろな感情が混ざり合い、
自分でも何に悩んでいるのかわからなくなることもあります。
そんなときにカードを引くと、思いがけない場面が目に入ることがあります。
たとえば、
「この人物、なんだか寂しそうだな」と思ったとき、
「もしかすると私も寂しかったのかもしれない…」と気づくことがあります。
もちろん、カードが感情を断定しているわけではありません。
ですが、カードを見ながら考えることで、
自分の気持ちを整理するきっかけになることはあります。
感情を無理に消そうとするのではなく、まず気づいてあげること――。
タロットがその助けになることもあるのです。
自分の考え方に気づきやすくなる
タロットを続けていると、
同じようなテーマのカードが印象に残ることがあります。
ある人は、いつも慎重なカードに目が向くかもしれません。
ある人は、自由や挑戦を表すカードが気になるかもしれません。
そうした反応を見ていると、
「自分がどんな考え方をしやすいのか」
思考のクセが少しずつ見えてくることがあります。
たとえば、
「失敗しないことばかり考えていたな」
「本当は挑戦したい気持ちもあったんだな」
と気づくこともあります。
タロットは、「自分自身を見つめ直すきっかけ」にもなるのです。
焦らず受け止められるようになる
タロットを学び始めた頃は、
カードの意味がわからなかったり、
思うように読めなかったりして焦ることがあります。
ですが、続けていると少しずつわかってくることがあります。
それは、「すぐに答えが出ないこともある」ということです。
今日わからなかったカードが、
数か月後に突然理解できることもあります。
以前は受け入れられなかったメッセージが、
今なら自然に受け取れることもあります。
タロットは、白か黒かだけで物事を見るのではなく、
さまざまな可能性を考えるきっかけを与えてくれるものでもあります。
今はまだわからなくても、
焦らず、今の自分にできることを見つめる――。
そんな姿勢も、タロットと向き合う中で育っていく力のひとつです。

未来を知るためだけじゃなくて、
今の自分を見つめる時間にもなっているんだね!

そうなんです。
小さな気づきを少しずつ積み重ねていくうちに、
見えるものが変わっていったり、理解が深まっていきますよ。
くろごめ的|タロットと長く付き合うためのコツ

ここまで、
タロットを続けることで見えてくる気づきや変化についてお話ししてきました。
では、その学びを長く続けていくためには、
どんなことを意識するとよいのでしょうか――。
上達を急がない
タロットを学び始めると、
「早く読めるようになりたい」
「78枚全部覚えたい」
と思うことがあるかもしれません。
もちろん、その意欲はとても素敵なことです。
ですが、タロットは短期間で完成する学びではありません。
何年続けていても、新しい発見や気づきがあるものです。
だからこそ、上達を急ぎすぎないことが大切です。
今わからないことがあっても大丈夫。
焦らず一歩ずつ進んでいけば、少しずつ見えるものが増えていきます。
日々少しずつ続ける
タロットは、一度にたくさん勉強することよりも、
少しずつ続けることの方が大切かもしれません。
一日一枚引く。
気になったカードを眺める。
解説を少し読む。
それだけでも十分です。
大切なのは、無理のない続けられる形を見つけることです。
自分のペースでカードと向き合う時間を作ることが、
長い学びにつながっていきます。
気になるカードを深掘りする
「78枚を順番に覚えなければならない」という決まりはありません。
何度も出るカード。
なぜか気になるカード。
印象に残るカード。
そうしたカードを通して、
今の自分にとって大切なテーマに気づくことがあります。
一枚のカードについて、
象徴を調べたり、解説を読んだり、
ノートにまとめたりするだけでも学びは深まります。
「気になる」という感覚は、学びの入り口になることがあります。
興味を持ったカードから学んでいくのも、
取り組みやすいおすすめの方法です。
自分なりの読み方を育てる
タロットには、
RWS版の伝統的な解釈や、
長い歴史の中で受け継がれてきた象徴があります。
まずは、その土台を学ぶことが大切だと私は思っています。
ですが、学び続けるうちに、
自分が感じやすい象徴や、印象に残る読み方も少しずつ出てきます。
同じカードを見ても、人によって心に残る部分は違います。
その違いも、タロットの面白さのひとつです。
もちろん、好き勝手に解釈するという意味ではありません。
伝統的な意味を学びながら、
その上で自分自身の経験や気づきも大切にしていく。
そうして少しずつ、「自分なりの読み方を育てていくこと」も、
長く学ぶ楽しさにつながるのではないでしょうか。

なんだか安心したよ!
全部完璧にしなくてもいいんだね!
まとめ

タロットは、未来を当てるためだけの道具ではありません。
カードに描かれた象徴を通して、
「自分でも気づいていなかった思いや考え方に目を向けるきっかけ」
を与えてくれるものとして使うこともできます。
続ける中で、
感情を整理しやすくなったり、
自分の考え方のクセに気づいたり、
今まで見えていなかった可能性に目が向くこともあります。
それは、何か特別な力を手に入れるということではなく、
「自分自身との向き合い方が少しずつ変わっていくこと」
なのかもしれません。
焦らなくても大丈夫。
すべてを覚えようとしなくても大丈夫です。
まずは一枚のカードと向き合いながら、
自分のペースで学びを続けてみてくださいね。

続けるほどに、カードのことだけじゃなくて、
自分自身のことも見えてくるなんて…面白いね!

一枚一枚のカードと向き合いながら、
ぜひタロットとの対話を楽しんでいってくださいね。
📘 初心者さん向け|タロット入門(全10回)
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