📘 初心者さん向け|基本スプレッド実践ガイド(全3回)
このシリーズでは、1枚・2枚・3枚引きの基本から、
代表的な3枚スプレッドの並べ方や読み方まで、
初心者さんにもわかりやすく図解と実例で解説します。
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※当ブログでは、RWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットの解釈を基準に、
ゴールデン・ドーン体系の象徴解釈を参照して解説しています。
悩みについて考えていると、
「何が問題なのか」
「なぜこうなっているのか」
「これからどうすればいいのか」
が混ざり合い、整理しにくくなることがあります。
そんなときに使いやすいのが、
「問題/原因・背景/アドバイス」
という3つの視点から悩みを整理するスプレッドです。
3枚のカードを使って、
[1]問題、[2]原因・背景、[3]アドバイス
の順に見ていくことで、
今向き合っていることと、
その背景、
そして現時点で取り入れられる視点を分けて考えられます。

「原因」のカードが出たら、
どうしてこうなったのかが分かるってこと?

ここでは、
原因を一つに決めるというより、
「今の問題に関係していそうな背景は何だろう?」
と考える位置として読んでいきます。
この記事では、
問題・原因・アドバイススプレッドの並べ方から、
それぞれの位置の意味、3枚をつなげる方法まで、実例とともに解説します。
【この記事でわかること】
- 問題・原因・アドバイススプレッドの基本的な使い方
- カードを引く前の質問の整え方と並べ方
- 「問題/原因・背景/アドバイス」をつなげて読む方法
- 恋愛相談の実例を使った3枚の読み方
問題・原因・アドバイススプレッドとは?

「問題・原因・アドバイススプレッド」は、
一つの悩みを3つの視点に分けて整理する3枚引きです。
この記事では、
「原因」を何か一つに特定するのではなく、
「問題に関係している可能性のある要因」を幅広く見るため、
「原因・背景」として扱います。
1枚目には「問題」、2枚目には「原因・背景」、3枚目には「アドバイス」
を割り当てます。
仕事や人間関係など、
「一つの悩みを少し掘り下げて整理したいとき」
に使いやすいスプレッドです。
※3枚引きそのものが初めての場合は、
先に以下の記事で、基本的なカードの並べ方や読み方を確認しておくと、
今回のスプレッドにも取り組みやすくなります。
カードを引く前に質問を整える

「問題・原因・アドバイススプレッド」を使うときは、
カードを引く前に、
「何について整理したいのか」
を決めておきます。
質問が広すぎたり、
いくつもの悩みが混ざっていたりすると、
3枚のカードを何について読めばよいのか、分かりにくくなります。
一つの悩みに絞る
まずは、今回向き合いたい悩みを一つに絞ります。
たとえば、
「恋愛も仕事も、これからどうすればいいですか?」
とまとめて尋ねるよりも、
「今の仕事で感じている行き詰まりについて、
問題とその背景、今できることを整理したい」
というように、
「一つのテーマ」を取り上げた方が、それぞれの位置を読みやすくなります。
自分が整理できる質問にする
質問するときは、
相手の本心や行動の理由をカードだけで確定させようとするのではなく、
「自分が向き合える範囲を中心に整える」のがポイントです。
基本の形としては、
〇〇について、今向き合う問題と、その背景、今の自分にできることを整理したい。
とすると、3つの位置に合わせやすくなります。
たとえば、相手からの連絡が減っているときも、
「相手はなぜ連絡をくれないの?」
と尋ねるのではなく、
「連絡が減った相手との関係について、
今向き合う問題と、その背景、今の自分にできることを整理したい」
と整えることができます。
問題・原因・アドバイススプレッドの並べ方

質問を決めたら、
カードをシャッフルして3枚引き、左から右へ並べます。

※矢印は因果関係を示すものではなく、位置同士を見る方向を表しています。
読むときは、
[2]原因・背景と[1]問題のつながりを確認し、
そのうえで[3]アドバイスがどこへ働きかけているのかを見ていきます。
※詳しい読み方は、後ほど解説します。

カードを置く順番と、
カード同士を見る方向は違うんだね!
それぞれの位置には何が表れる?

3枚のカードには、それぞれ異なる役割があります。
カードそのものの意味だけを見るのではなく、
「どの位置に出たカードなのか」
を意識しながら読んでいきましょう。
1枚目「問題」|今、向き合う中心テーマ
1枚目は、
「今回の悩みの中で、今向き合う中心的なテーマ」を見る位置です。
ここでいう「問題」は、
悪い出来事や本人の欠点という意味ではありません。
今、整理する必要があることや、
自分の中で引っかかっていること、
関係や状況が進みにくくなっている部分などに目を向けます。

そのため、
一見すると前向きなカードが出た場合でも、
「良いカードだから問題はない」
と判断するのではなく、
「そのカードが今回の悩みの中で何を表しているのか」
を考えることが大切です。
2枚目「原因・背景」|問題に関係している要因
2枚目では、
「1枚目の問題に関係している可能性のある背景や要因」
を見ていきます。
ここには、
過去の経験や考え方、まだ整理されていない感情、
人との関わり方、周囲の環境などが表れることがあります。
ここで大切なのは、
カードに表れたことを、
現実の「唯一の原因」として決めつけないことです。
カードから受け取ったものは、
「今の問題を理解するために考えられる一つの可能性」
として見ていきます。
3枚目「アドバイス」|今取り入れられる視点
3枚目は、
問題とその背景を踏まえて、
「現時点で取り入れられる視点や関わり方」を見る位置です。
意識してみること、自分で確かめられること、
試してみられる行動、少し距離を置いて考えることなど、
さまざまな形で読むことができます。

アドバイスは、
『こうしなきゃいけない』という答えじゃなくて、
自分の希望や現実と照らし合わせながら、
取り入れるかを考えるんだね!
3枚をつなげて読む方法

それぞれの位置を確認したら、
次は3枚を一つの流れとして見ていきます。
- 問題を確認する
- 原因・背景とのつながりを考える
- アドバイスがどこへ働きかけているのかを見る
- 3枚を一つの文章にまとめる
問題と原因・背景のつながりを見る
まずは、
[1]問題と[2]原因・背景を並べて見てみましょう。
ここで考えたいのは、
「2枚目に表れたことが、1枚目の問題とどのように関係していそうか」
という点です。
ただし、
「2枚目が原因だから、必ず1枚目の状態になった」
と因果関係を決めつける必要はありません。
位置同士のつながりから、
今の問題を理解するための背景を探していきます。
アドバイスがどこへ働きかけているかを見る
次に、[3]アドバイスを確認します。
このとき、3枚目だけを見て
「このカードだから○○する」と決めるのではなく、
「1枚目と2枚目のどの部分に対するアドバイスなのか」
を考えてみましょう。
問題そのものへの働きかけなのか、
問題に関係している考え方や感情への働きかけなのかによって、
同じカードでも読み方は変わります。

アドバイスのカードも、
単体で読むんじゃなくて、
「何に対するアドバイスなのか」まで見るんだね!
3枚を一つの文章にまとめる
最後に、3枚から読み取ったことを一つの文章につなげます。
初心者さんは、次の型を使うと整理しやすいでしょう。
今は〇〇が中心的な問題として表れています。
その背景には△△が関係している可能性があります。
今は□□という視点を取り入れることが、
状況を整理する手がかりになりそうです。
この形に、
[1]問題、[2]原因・背景、[3]アドバイス
から読み取った内容を当てはめていきます。
この型が唯一の正解ではありません。
最初は、
「問題 → 背景 → 今取り入れられること」という順番に整理するための補助
として使ってみてください。
3枚それぞれの意味を読めるようになってきたら、
カード同士の共通点や違いなど、
もう少し広い視点からつなげることもできます。
※複数枚を詳しく読む方法は、以下の記事で解説しています。よかったら参考にしてみてください。
実例|連絡が減った相手との関係を整理する

ここからは、
実際に3枚のカードを使って、
問題・原因・アドバイススプレッドを読んでみましょう。
相談内容と質問を確認する
今回の相談内容は、次のとおりです。
気になっている相手とは、これまで定期的に連絡を取り合っていました。
しかし、最近は以前よりも連絡の頻度が減っています。
相手に嫌われてしまったのではないかと不安になり、
こちらから連絡するべきか、少し待つべきか迷っています。
この相談内容から確認できるのは、
「以前より連絡が減っていること」と
「相談者が不安を感じていること」です。
一方で、
「相手の気持ちが冷めた」
「嫌われてしまった」
という部分は、現時点では確認できていません。
そのため、この相談に対してカードへ尋ねる質問は、
相手の本心や行動理由を尋ねるのではなく、次のように整えます。
連絡が減った相手との関係について、
今向き合う問題と、その背景、今の自分にできることを整理したい。
カードを並べる
カードは次のとおりです。
- 問題:カップの8(正位置)
- 原因・背景:ソードの3(正位置)
- アドバイス:カップのキング(正位置)
※今回は、位置同士のつながりに集中するため、すべて正位置のカードを使用します。
逆位置を採用する場合も、基本の手順は同じです。
位置とカードの意味を照らし合わせる
まずは、それぞれのカードを出た位置に合わせて見ていきます。
[1]問題:カップの8(正位置)
『カップの8』には、
これまで関わってきたものから離れ、
新たな方向へ向かおうとする姿が描かれています。
今回は「問題」の位置なので、
相手が離れていくことや、
関係が終わることを表すと決めつけるのではなく、
「相談者自身が、現状を確かめる前に気持ちを引こうとしていること」
に注目してみます。
「関係を続けたい」という気持ちがある一方で、
「これ以上傷つきたくない」
「少し離れた方がよいのではないか」という思いもあり、
その間で揺れているのかもしれません。
[2]原因・背景:ソードの3(正位置)
『ソードの3』は、
心の痛みや悲しみ、傷つきなどと結びつけて読まれるカードです。
「原因・背景」の位置では、
「拒絶されることへの恐れや、すでに感じている寂しさなどが、
現在の不安に関係している可能性」
を考えます。
ただし、『ソードの3』が出たからといって、
「相手にほかの人がいる」
「浮気している」
「三角関係になっている」
などと判断することはできません。
[3]アドバイス:カップのキング(正位置)
『カップのキング』は、
豊かな感情を持ちながらも、
それにのみ込まれず落ち着いて扱う姿勢を表します。

人物カードが出ても、必ず相手本人を表すとは限りません。
今回は「アドバイス」の位置なので、
「感情を落ち着いて整理する姿勢」として読んでみましょう。
3枚のつながりを読む
次に、カード同士のつながりを見てみましょう。
『カップの8』と『ソードの3』を合わせると、
「傷つくことへの恐れや、すでに感じている寂しさが強くなり、
関係の現状を確かめる前に気持ちを引こうとしている可能性」
が見えてきます。

これは、
「連絡が減った原因そのものが相談者の不安にある」
という意味ではありません。
現実には、
相手が忙しい、連絡の頻度に対する感覚が違うなど、
カードだけでは確認できないさまざまな事情も考えられます。
そして、『カップのキング』は
「相手をどう動かすかというより、
『ソードの3』に表れた傷つきや不安をどう扱うか」
に働きかけていると読むことができます。
3枚を一つの文章にまとめる
ここまでの内容をつなげると、次のようにまとめられます。
連絡が減ったことで不安が強まり、
関係の現状を確かめる前に、
気持ちを引こうとしていることが中心的なテーマとして表れています。
その背景には、これ以上傷つきたくないという思いや、
拒絶されることへの恐れが関係している可能性があります。
今は、相手の本心を推測だけで決めつけたり、
急いで関係の結論を出したりするよりも、
まず自分の感情を落ち着いて整理することが大切になりそうです。
※恋愛相談の詳しい読み方は、以下の記事で解説しています。よかったら参考にしてみてください。
このスプレッドを使うときの注意点

「問題・原因・アドバイススプレッド」を読むときは、
次の3点を意識しておきましょう。
- 「原因・背景」を、現実の唯一の原因として決めつけない
カードに表れたことは、
今の問題に関係している可能性のある背景や要因として捉えます。
- 相手の気持ちや行動理由を、カードだけで断定しない
現実に確認できていないことは、
事実ではなく一つの可能性として扱いましょう。
- アドバイスを「必ずこうするべき」という命令として受け取らない
自分の希望や現実の状況と照らし合わせながら、
取り入れられる視点として考えていきます。
カードから見えてきたことと、
現実に確認できていることを分けながら、
今の状況を整理するための手がかりとして読んでいくことが大切です。
まとめ|悩みを分けて見ると、今できることが見えやすくなる

悩みを一つの大きな塊として考えていると、
何から向き合えばよいのか分からなくなることがあります。
そんなときは、
[1]問題
[2]原因・背景
[3]アドバイス
という3つの視点に分けてみると、今の状況を整理しやすくなります。
大切なのは、
「今の問題に関係していそうな背景」と、
「これからの向き合い方を考える材料」を整理していくこと。
カードから見えてきたことを手がかりにしながら、
「自分で納得できる一歩を選ぶためのスプレッド」
として、ぜひ活用してみてください。

このシリーズでは、
1枚ずつカードを見るところから、
位置の意味やカード同士のつながりを考えるところまで
進んできました。
最初からきれいに読もうとしなくても大丈夫。
カードを一枚ずつ丁寧に見ながら、
少しずつ自分なりの読み方を育てていってくださいね。
📘 初心者さん向け|基本スプレッド実践ガイド(全3回)
この記事は基本スプレッド実践ガイドの一部です。
続きを読みたい方や、ほかのスプレッドも学びたい方は、
シリーズ一覧をぜひご利用ください。
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