📘 初心者さん向け|タロット入門(全10回)
このシリーズでは、タロットの始め方から、意味の覚え方、正逆位置、
1枚引き、絵読み、スプレッドまで、
初心者さんが学びやすい順番でやさしく解説しています。
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なぜタロットは絵から読めるの?

※当ブログでは、RWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットの解釈を基準に、
ゴールデン・ドーン体系の象徴解釈を参照して解説しています。

タロットを見ていると、
「どうしてこんな絵が描かれているんだろう?」
と思うことがあるよね!
タロットカードを眺めていると、
不思議な人物や動物、見慣れない道具、印象的な風景など、
さまざまな絵が描かれていることに気づきます。
同じカードを見ているはずなのに、
その日によって気になる部分が変わることもあります。
「この人物は何を見ているんだろう?」
「どうしてこんな色が使われているんだろう?」
そんなふうに感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。

たしかに!
同じカードでも気になる場所が毎回違うんだけど…
どうしてかな?

それもタロットの面白いところですよね。
RWS版にはたくさんの象徴が描かれていて、
絵そのものが語りかけてくるような感覚になることもあるんですよ。
RWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットの大きな特徴のひとつは、
カードの意味や物語を、豊かな絵柄を通して感じ取りやすいことです。
人物の姿勢、
背景の風景、
色の使い方、
手に持っている道具――。
そうした要素の多くは、
カードを理解するための手がかりになります。
だからこそタロットは、
意味を暗記するだけではなく、
「絵を観察すること」そのものが学びにつながる道具でもあるのです。
もちろん最初から難しい象徴を覚える必要はありません。
まずは、
- なんとなく気になる
- この絵が印象に残る
という感覚から始めても大丈夫です。
タロットの絵は、
カードとの対話を深める手がかりにもなります。

カードを見て感じるその感覚は、
とても大切な気づきにもなり得ます。

この記事では、以下のことを、
できるだけわかりやすく紹介していくよ!
- 象徴とは何か
- なぜ絵で読むのか
- 絵を見るポイント
- タロットの楽しみ方
まず知っておきたい|RWSは象徴で語るカード

タロットカードを見ていると、
王冠をかぶった人物や、
動物、
植物、
星や月など、
さまざまなものが描かれていることに気づきます。
これらは単なる飾りではありません。
RWS(ライダー・ウェイト・スミス)版タロットでは、
絵の中に描かれた多くの要素が「象徴」として読む手がかりになります。
たとえば、
太陽は明るさや活力を、
水は感情や心の流れを、
道は人生の歩みを連想させることがあります。
もちろん、
「この象徴は必ずこの意味になる」という単純なものではありません。
大切なのは、
絵の中に描かれたものを観察し、
何を感じたのか、その理由を考えることです。
だからこそRWS版タロットは、
絵を観察しながら意味を考えていくカードともいえるでしょう。

なるほど〜!
だからタロットって、絵を見ているだけでも
何だか気になる部分が出てくるんだね!

RWS版は、
絵の中の象徴から意味を読み取りやすい構成になっています。
だから、まず絵をよく観察してみることが大切なんですよ。
たとえば同じカードを見ても、
ある日は人物の表情が気になり、
別の日には背景の風景が印象に残ることがあります。
気になる部分が変わること自体は、不自然なことではありません。
そのときの自分が、
カードのどこに意識を向けているかが表れている可能性もあります。

つまり、
最初から全部の意味を覚えなくても、
まずは「何が気になったか」を見るだけでもいいんだね!
タロットの学習というと、キーワードを覚えることから始めたくなります。
もちろん基本的な意味を知ることも大切です。
しかしRWS版の魅力は、
意味一覧だけでは伝わらない情報が、
絵の中にたくさん描かれていることにあります。
人物の向き。
持っている道具。
空の色。
背景の景色――。
そうした細かな要素も、カードを理解するための手がかりになります。

まずは難しく考えず、
「この絵はどんな場面だろう?」という気持ちで眺めてみてください。
それが、象徴を読む第一歩です。
核カードで見る|月から知る「象徴を読む面白さ」

タロットの絵を読む面白さを知るうえで、
とても象徴的なカードのひとつが『月』です。
月のカードには、
夜空に浮かぶ月、
遠くへ続く道、
向かい合う犬と狼、
水辺から姿を現すザリガニなど、
さまざまな象徴が描かれています。
初めて見ると、
「いったい何を表しているんだろう?」と不思議に感じるかもしれません。
『月』はRWS版の中でも、
複数の象徴が重なり合い、絵読みの面白さを感じやすいカードです。
人物が中心に描かれているカードと比べると、
場面の意味を一目では捉えにくく、
どこか曖昧な印象を受ける人も多いでしょう。
しかし、そこにこそ「象徴を読む面白さ」があります。
たとえば、
遠くへ続く道が気になる人もいれば、
犬と狼の対比に目が向く人もいます。
また、
静かな夜の雰囲気や、
水辺から現れるザリガニが印象に残る人もいるでしょう。
どの象徴が印象に残るかは人によって違います。

たしかに、そうかも…
月のカードって、
見るたびに気になる場所が変わる気がするよ!
タロットを学び始めると、つい意味一覧を覚えようとしてしまいます。
もちろん基本的な意味を知ることは大切です。
ですが、RWS版タロットの魅力は、
絵の中に描かれた象徴から、
自分なりに考える余地が残されていることでもあります。
『月』は、その特徴をとてもよく表しているカードなのです。

月は、象徴を観察しやすいカードなんだね!
象徴を通してカードと対話するのって、楽しそうだね!

カードの絵を見て、気になった部分を見つけて、
「なぜ気になったんだろう?」
と考えてみることも大切な読み方なんですよ。
▶︎ 大アルカナ18番 月
関連カードで理解を広げる

『月』のカードは、象徴を観察する面白さを教えてくれるカードでした。
では、他のカードではどのような見方ができるのでしょうか。
ここでは、絵を読む楽しさを感じやすい4枚のカードを紹介します。
女帝|豊かな象徴を読む
『女帝』は、
RWS版の中でも象徴が豊かに描かれているカードの一つです。
玉座。
豊かな自然。
実りを感じさせる風景。
流れる川。
そして落ち着いた表情の女帝――。
カード全体から、
豊かさや成長、育む力といった印象を受け取ることができます。
もちろん、最初から細かな意味を覚える必要はありません。
まずは、「どんな雰囲気を感じるだろう?」と眺めてみるだけでも十分です。
象徴は、一つひとつの意味を知るだけでなく、
全体のつながりから捉えることも大切です。
女帝のカードは、そんな象徴の楽しさを教えてくれます。
▶︎ 大アルカナ3番 女帝
愚者|物語を読む
『愚者』のカードを見ると、多くの人がまず人物に目を向けます。
空を見上げながら歩く若者。
小さな荷物。
寄り添う白い犬。
そして足元には崖があります。
これらを見ていると、
まるで一枚の絵本の場面を見ているように感じるかもしれません。
実際にRWS版タロットには、
「今まさに何かが起ころうとしている場面」
が描かれているカードがたくさんあります。
愚者は、
「旅立ち」「未知への一歩」「新しい可能性」
といった物語を感じ取りやすいカードです。
象徴を読むということは、記号を解読するだけではありません。
カードの中で何が起きているのかを想像してみることも、
大切な読み方なのです。
▶︎ 大アルカナ0番 愚者
カップのペイジ|感覚を受け取る
カップのペイジには、
少し不思議な場面が描かれています。
人物が持つカップの中から、魚が顔を出しているのです。
現実にはなかなか見られない光景ですが、だからこそ印象に残ります。

初めて見たとき、
「なんで魚がいるの!?」って思ったよ!

そう感じることも大切なんです。
まずは「どうしてかな?」「なんでだろう?」と、
不思議だなと思うことから、観察は始まりますからね。
カップのペイジは、
感受性や好奇心、新しい発見などと結びつけて読まれることがあります。
この記事のテーマに重ねるなら、
理屈だけでなく、まず感じたことに目を向ける姿勢を
思い出させてくれるカードともいえるでしょう。

「なぜか気になる」
「なんとなく印象に残る」
そんな感覚も、絵を読む入り口になるんだね!
▶︎ カップのペイジ
世界|象徴の統合を見る
『世界』は、
RWS版タロットの大アルカナの最後を飾るカードです。
中央の人物。
周囲を囲む輪。
四隅に描かれた象徴たち。
さまざまな要素が一枚の中に配置されています。
このカードを見るときは、個別の象徴だけでなく、
カード全体の構図にも注目してみてください。
どこか安定感があり、
まとまりのある印象を受けることもあるでしょう。
一つひとつの象徴が独立しているのではなく、
全体として調和するように配置されていることも、
その印象につながっていると考えられます。
象徴を読むことは、
細部を見ることでもあり、全体を見ることでもあります。
世界のカードは、その両方の大切さを教えてくれます。
▶︎ 大アルカナ21番 世界

タロットって、
それぞれのカードにいろいろな象徴が描かれていて、
意味を考える手がかりがあって…とっても面白いね!

カードを見て「どう感じるか」、
自分の感覚も大切にしながら読み解くのも大事なんだね!

そうなんです。
だからタロットは、何度見ても新しい発見があります。
一つの正解を探すというより、
観察しながら理解を深めていく楽しさがあるのも
タロットの魅力なんですよ。
絵読みでつまずきやすいポイント

タロットの絵を読むことに興味を持っても、
最初はなかなかうまくいかないことがあります。
それは、必ずしも才能の問題ではありません。
初心者さんが絵読みでつまずく場面として、次のようなものがあります。
意味一覧だけ見てしまう
タロットを学び始めると、
まず意味一覧やキーワードを覚えようとする初心者さんもいます。
もちろん、基本的な意味を知ることは大切です。
しかし、キーワードだけを追いかけていると、
せっかくカードに描かれている絵を見る機会が減ってしまいます。
たとえば、
「愚者=旅立ち」と覚えることはできます。
ですが、実際のカードには、
空を見上げる人物や足元の崖、寄り添う白い犬なども描かれています。
そうした象徴を見ることで、カードへの理解はさらに深まります。
意味一覧は地図のようなものです。
そして、カードの絵は実際の風景です。
地図だけを見るのではなく、風景そのものも眺めてみましょう。
絵を観察する前に答えを探す
とくにタロットを学び始めたころは、
カードを引いた瞬間に解説書を開きたくなることがあります。
もちろん調べること自体は悪いことではありません。
ただ、すぐに解説だけを確認すると、
自分の第一印象を確かめる機会が少なくなってしまいます。
たとえばカードを見たときに、
「この人物の表情が気になる」「この色が印象に残る」
と思うことがあります。
そうした第一印象は、絵を読む大切な入り口です。
まずは数十秒でも構いません。
解説を見る前に、カードそのものを観察してみる――。
それだけでも、見えるものは少しずつ変わっていきます。

あっ…
ボク、すぐ解説を読んじゃってたかも…。

それが悪い、というわけではありません。
でも、まず自分で観察してから解説を読むと、
理解がぐっと深まりやすくなりますよ。
自分の印象を否定してしまう
絵を見て感じたことがあっても、
「こんな読み方で合っているのかな?」と不安になることがあります。
タロットには伝統的な解釈や体系がある一方で、
絵から自由に発想を広げて楽しむ読み方もあります。
その中で、私が大切にしているのは、
絵を見たときの第一印象を大切にしながら、
伝統的な意味や体系も手がかりにして、
「なぜそう感じたのだろう?」とカードを丁寧に観察していく読み方です。
たとえば同じカードを見ても、
ある人は希望を感じ、
別の人は不安を感じることがあります。
それは、カードのどこに注目したかによって、
受け取る印象が変わることもあるからです。
第一印象をそのまま結論にするのではなく、
その感覚を大切な入り口として、
絵の中にどのような手がかりがあるのかを見ていくことで、
カードへの理解をさらに深めていくことができます。

タロットには、いろいろな読み方があるんだね。
感じたことを大事にしながら、
「どうしてそう感じたのかな?」と
絵を観察してみるのも、一つの読み方なんだね!

絵読みは、
特別な才能がなければできないものではありません。
カードを丁寧に観察しながら向き合うことで、
少しずつ身についていく読み方です。
つまずいたときは、答えを急ぐのではなく、
もう一度カードの絵をゆっくり眺めてみてくださいね。
くろごめ的|象徴の楽しみ方

ここまで、タロットの絵には多くの象徴が描かれていることや、
絵を観察する面白さについて紹介してきました。
では実際に、どのように絵を見ればよいのでしょうか。
初心者さんにおすすめしたい、やさしい楽しみ方を紹介します。
まず気になる部分を探してみる
タロットの絵を見たとき、
最初から全部を理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは、
「なんとなく気になる」と思った部分を探してみましょう。
人物かもしれません。
動物かもしれません。
背景の景色かもしれません。
どこに目が向くかは人それぞれです。
気になった部分は、そのカードと対話する入口になります。
まずは気軽に、
「どこが印象に残ったかな?」と眺めてみてください。
人物の姿勢や表情に注目する
RWS版タロットには、多くの人物が描かれています。
その姿勢や表情、視線も、カードを観察する手がかりになります。
カードに描かれている人物たちは、
喜んでいるように見えたり、
考え込んでいるように見えたり、
何かを見つめていたりします。
たとえば、
愚者は空を見上げています。
隠者は灯火を掲げています。
女教皇は静かに座っています。
そうした姿勢や表情から、カードの雰囲気を感じ取ることができます。
- 人物が何を見ているのか
- どんな気持ちに見えるのか
そんな視点で観察してみるのもおすすめです。
色や背景を見てみる
タロットの絵には、人物以外にも多くの情報があります。
空の色。
山や川。
建物や植物。
遠くへ続く道――。
こうした背景も、カードの世界観を作る大切な要素です。
たとえば、明るく開けた景色からは希望や広がりを感じることがあります。
反対に、夜の風景や閉ざされた空間からは、
静けさや内省的な雰囲気を感じることもあるでしょう。
もちろん、感じ方は人によって違います。
ですが、背景を見ることで、
人物だけでは見えなかった印象に気づくことがあります。

今までは人物ばかり見てたけど、
背景も意味を考える手がかりになるんだね!

背景まで含めて一枚の絵として見ると、
新しい発見が増えていきそうだね!
解説と見比べながら楽しむ
自分なりに観察したら、
その後で解説を読んでみるのもおすすめです。
「なるほど、こういう意味もあるんだ」
「私はここに注目したけれど、解説では別の象徴が紹介されているんだな」
そんな発見があるかもしれません。
タロットの学習は、
一つの正解を当てることだけが目的ではありません。
観察して、
考えて、
解説を読んで、
またカードを見る。
その繰り返しの中で理解が深まっていきます。

なんだか勉強というより、
絵本を読むみたいで楽しそう!

その感覚はとても大切です。
象徴は、一度ですべてを理解できるものではありません。
何度もカードを見て、象徴に親しんでいくことで、
少しずつ見えてくるものがあるんですよ。
まずは難しく考えすぎず、
カードの絵を楽しむところから始めてみてくださいね。
まとめ

タロットを絵で読むことは、
意味を一つに決めつけることではありません。
カードの中で何が起きているのか。
どこに目が向くのか。
そこから何を感じるのか――。
そうした観察を重ねることで、
カードとの対話は少しずつ深まっていきます。
もちろん、最初からすべての象徴を理解する必要はありません。
まずは、
「なんとなく気になる部分」を見つけることから始めてみましょう。

意味を覚えるだけじゃなくて、
カードの中にあるヒントを探していく感じで
絵を見ることも大事なんだね!

絵を見ることは、
タロットをもっと深く、もっと楽しく学ぶための入口です。
焦らず、楽しみながら、
まずは一枚のカードをゆっくり眺めるところから
始めてみてくださいね。
📘 初心者さん向け|タロット入門(全10回)
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