【No.11 正義】セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応

カバラとタロット

📘 セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応(全22回)
この連載では、タロット大アルカナ22枚を、セフィロトの樹の“パス”と照らし合わせながら読み解きます。
各カードが示す“意識の段階”を、1枚ずつわかりやすくまとめています。
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※カバラとタロットの基本的な関係は、【カバラとタロットシリーズ】で詳しく解説しています。

意識は、『運命の輪』で
“すべての出来事には意味がある”という、人生の流れの法則に気づきました。

そして今度は、その流れの中で――
「自分は何を選び、どんな未来に責任を持つのか」を問われるステージへと向かいます。

それが、タロットの第十二の物語――『正義(Justice)』。

このカードは、どんな選択も自分の人生の一部として引き受ける覚悟を教えてくれます。
正義とは、他者を裁く力ではなく、“自分自身と誠実に向き合う力”なのです。

※本記事でいう「意識」とは、「魂」のことです。魂の成長や内的進化を指しています。

くろごめ
くろごめ

この記事では、『正義』のカードを、“セフィロトの樹”とのつながりをたどりながら、詳しく見ていきましょう。

正義 ― 内なる秩序と誠実さのバランス

『正義』は、自分の選択とその結果に責任を持つことを教えてくれるカードです。

迷いや感情に流されず、
冷静さと誠実さをもって判断する力が求められます。

ここでは、精神のバランスと真実への誠意こそが、人生を整える鍵となります。

まめ
まめ

ここで語られる“正義”とは、誰かを裁くための正しさではないよ。
損得や表向きの善悪ではなく、
“自分の心にとっての誠実さ”にもとづいて選び取る、内なる秩序とバランスの感覚のことなんだよ。

セフィロト対応 ― ゲブラー↔ ティファレト

※セフィロトの樹の基本構造については、【セフィロトの樹シリーズ】で詳しく解説しています。

パス22(パス表記5-6)

ゲブラー(正義・峻厳)↔ ティファレト(美)

ゲブラー(峻厳と秩序)の力が、ティファレト(調和と真実)へと流れるこの道は、
“正しさ”と“やさしさ”を内側で一致させるプロセスを象徴しています。

くろごめ
くろごめ

ゲブラーは“判断と規律”を司る力、
ティファレトは“心の中心に宿る真実と調和”の象徴です。

外の基準だけに従うのではなく、
自分の心の真実を基準に判断する段階です。

理性と感情、ルールと慈愛――その両方のバランスを保ちながら、
「誠実に生きるとは何か」を学んでいきます。

まめ
まめ

心の中の天秤に、感情・事実・直感・責任――
そのすべてをそっと載せて、
「本当は、どうすることが“自分らしい選択”なのか」を見つめていくんだね。

正義のキーワード

正義、公平、責任、選択、バランス

意識の旅の意味

くろごめ
くろごめ

人生は、数えきれないほどの選択の連続です。
自ら判断し、選び取っていくことで、人生は少しずつ形づくられていきます――。

自分に誠実に向き合うことは、自分への愛。
それは優しさだけでなく、
時に“愛のある厳しさ”をもって判断することでもあります。

このカードは、そのバランスを学ぶ段階を象徴しているのです。

ごま
ごま

『正義』は、誠実な判断と責任ある選択こそが、最善の未来へ導く力になる――
そんなことを静かに教えてくれるカードなんだね。

正義のカードに描かれたシンボル

くろごめ
くろごめ

ライダー版タロットをもとに、カードに描かれたシンボルを見ていきましょう (^^)

『正義』の女神は、片手に“真実を見極める剣”を、
もう片手に“公平さを量る天秤”を掲げています。

それは、感情に流されず、理性と良心の両方を大切にする姿勢の象徴です。

ごま
ごま

彼女が無表情で描かれているのは、
感情や主観を超えて、愛のある判断を下す意志の表れなんだね。

  • 剣と天秤: 真実を見極める理性と、公平に量る心。感情や主観に偏らず、誠実に判断を下す意志の象徴。
  • 赤いマントと王冠: 真実をもって判断する勇気と尊厳。
  • 垂直な姿勢: 誠実さと公平さを貫く精神の軸。
  • 背後のカーテン: 人の目には見えない因果や真理のベール。
  • 視線の強さ: 現実を正面から見つめ、責任を引き受ける覚悟。

※当ブログでは著作権保護の観点から、カードの画像は使用していません。表示されている画像は当サイトのオリジナルです。カードの意味は、一般的な解釈に基づき丁寧に解説しています。

正義が教えてくれる“心の在り方”

日々の生活の中で、人の意見に流されそうになる時や、心が揺らぐ瞬間もあります。

そんな時こそ、『正義』の教えが生きるのです。

『正義』は語りかけます――
“誰かの正しさではなく、自分の心が納得できる
『自分の真実(自分の正解)』を選んでいるか”と。

他人に合わせることでも、感情を押し殺すことでもなく、
自分の内なる声と誠実に向き合うこと。
それが、心の均衡を取り戻す最初の一歩です。

感情に偏れば判断を誤り、理屈だけでも温かさを失う。
その両方のあいだで、静かに真実を量る“心の天秤”――
それこそが、『正義』が私たちに教えてくれる成熟した強さなのです。

まめ
まめ

“正しいこと”を探すよりも、
“自分の中の誠実さ”に正直でいられるかが大事――。
その判断こそが、きっと“本当の意味での正義”なんだね。

まとめ:『吊るされた男』へ ―意識の逆照射が導く “静かな悟り” へ

ごま
ごま

正義で“心の均衡”を学んだ意識は、
次の段階――『吊るされた男』のステージへと向かうよ!

正義で、意識は“行動と判断のバランス”を通して、
自分の内なる真実に従うことの大切さを学びました。

しかし、たとえ自分の心に誠実であっても、
時には、どうにも動けない状況や、停滞を感じる瞬間が訪れることもあります。

そんな時こそ、“見方を変える”という新たな学びが始まる――
それが、『吊るされた男』の示すステージです。

くろごめ
くろごめ

『正義』で磨いた“誠実な判断”は、
次の『吊るされた男』で、“受け入れる智慧”へと変わります。

外の状況を変えるのではなく、視点を変えることで世界が変わる――。
静かな受容の中に、より深い真理が見えてくるのです。

意識の旅は、次の章――『吊るされた男』へ。

次のカード解説を読む

◀︎ 前回:運命の輪(No.10)

※ このシリーズの全体像は、
「セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応シリーズ一覧」からご覧いただけます。

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