【No.6 恋人】セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応

カバラとタロット

📘 セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応(全22回)
この連載では、タロット大アルカナ22枚を、セフィロトの樹の“パス”と照らし合わせながら読み解きます。
各カードが示す“意識の段階”を、1枚ずつわかりやすくまとめています。
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※カバラとタロットの基本的な関係は、【カバラとタロットシリーズ】で詳しく解説しています。

人生の経験を重ね、人とのつながりに目覚めた意識は、やがて静かに気づき始めます。

――「自分の人生を選び、自分を生きるとは、
“自分を愛する”ということ。

そして、自分を愛することができなければ、
本当の意味で人を愛することはできないのだ」と。

そこで出会うのが、タロットの第七の物語――『恋人(The Lovers)』です。

恋人のカードは、ただロマンチックな恋愛を描いたものではありません。

そこに映し出されているのは、
自分は何を選び、どのような存在として生きたいのか”という、
魂(意識)の深い選択のテーマです。

まめ
まめ

恋人は、外側の関係性を通して、内側の統合へと向かうカード。
“私”と“あなた”、そして“もっと大きな意識”とのあいだで、
愛と選択がどのように魂を成長させていくのかを物語っているよ!

※本記事でいう「意識」とは、「魂」のことです。魂の成長や内的進化を指しています。

くろごめ
くろごめ

この記事では、『恋人』のカードを、“セフィロトの樹”とのつながりをたどりながら、詳しく見ていきましょう。

恋人 ―愛を通して真理を理解する道

『恋人』は、愛・つながり・そして“自分の心で選ぶ自由”を象徴するカードです。

他者との関わりを通して、
“本当の自分”が何を望み、どんな生き方を選びたいのかを問いかけます。

まめ
まめ

他者との出会い、惹かれ合い、迷い、選び取るという体験は、
“誰かを選ぶ”だけでなく、“自分という存在をどう受け入れ、
どう生きるか”という問いへとつながっていくんだね。

セフィロト対応 ― ビナー↔ ティファレト

※セフィロトの樹の基本構造については、【セフィロトの樹シリーズ】で詳しく解説しています。

パス17(パス表記3-6)

ビナー(理解)↔ ティファレト(美)

ビナー(理解と洞察)からティファレト(心の調和)へと流れるこの道は、
理性と感情がひとつに溶け合い、愛を通して真理を理解するプロセスを象徴しています。

くろごめ
くろごめ

ビナーは“理解と成熟した知恵”の領域。
ティファレトは“愛と調和の中心”――魂が真に安らぐ場所です。

深い洞察(ビナー)で得た理解が、ティファレトの中心で“心の確信”へと変わるとき、
真の愛――頭(理性)で考える愛ではなく、“心で感じ、魂で選ぶ愛”が目覚めます。

その時、愛は単なる感情ではなく、
自己と他者を結ぶ創造的な力として輝きはじめるのです。

まめ
まめ

このカードは、“愛すること”を通して自分を知り、
“選択すること”を通して魂が成熟していく――
そんな“内なる統合”と“愛の進化”を教えてくれているんだね。

恋人のキーワード

愛、つながり、選択、調和

意識の旅の意味

くろごめ
くろごめ

自分と他者の違いを受け入れながら、
“愛し、愛されること”を学ぶ段階です。

自分を愛することを通して他者への理解が深まり、
他者との関わりの中で、自分への愛も磨かれていく――
この往復の中で、愛のバランスと調和が育まれていきます。

それは、“自分と世界をどう愛し、どうつながるか”を問う、
魂の選択のプロセス”なのです。

ごま
ごま

『恋人』のカードは、単なるロマンスのカードではないんだね!

恋人のカードに描かれたシンボル

くろごめ
くろごめ

ライダー版タロットをもとに、カードに描かれたシンボルを見ていきましょう (^^)

背後の二本の樹は、左が“知恵の樹”、右が“生命の樹”を象徴しており、
それぞれ理性と感情、意識と無意識の対を表しています。

中央の男女は、その二つのエネルギーを“愛”によって統合しようとしています。

遠くに見える山は、魂が向かうべき“高次の目的”や“真理への探求”を意味しています。

まめ
まめ

大天使ラファエルが二人の上に翼を広げ、祝福の光を注いでいるよ。
彼は“癒しと調和”を司る天使で、魂同士の結びつきを守護する存在なんだよ!

ごま
ごま

二人のつながりが、単なる出会いや恋愛を超えた
精神的成長の道を示しているんだね!

  • アダムとイブ: 理性と感情、意識と無意識の統合を象徴。
  • 中央の天使(ラファエル): 愛による癒しと高次の導き。
  • 背後の木々(知恵と生命): 選択の結果がもたらす“成長の道”。
  • 山(背景): 高みへの到達、愛が魂を成熟させる象徴。
  • 交わる意識: 視線の方向が異なっていても、異なる立ち位置から同じ中心(愛・統合・選択)を見ている。

※当ブログでは著作権保護の観点から、カードの画像は使用していません。表示されている画像は当サイトのオリジナルです。カードの意味は、一般的な解釈に基づき丁寧に解説しています。

恋人が教えてくれる“心の在り方”

私たちの人生には、“どの道を選ぶか”という選択を迫られる分岐点があります。

『恋人』は、ただ恋愛や関係性を象徴するカードではなく、
自分の内なる声に誠実であるか”を問いかけるカードでもあります。

誰かを想う気持ちや、目の前の出来事に心を動かされながらも、
本当の選択は、いつだって“自分の中心”から生まれるもの。

他人の期待や常識ではなく、
“自分が本当に愛せるもの”、“心から望むもの”を選ぶこと――
それが、『恋人』が教えてくれる“魂の選択”なのです。

ごま
ごま

恋人のカードは、“好きな人を選ぶ”だけじゃなくて、
“自分をどう愛し、どう生きるか”っていう、魂からの問いなんだね。

まめ
まめ

そうだね!外の世界で誰かと出会うことは、
じつは“自分という存在を深く知るための鏡”でもあるんだね!

まとめ:『戦車』へ ―意志を導き、前進するステージへ

ごま
ごま

恋人が“愛と選択”を通して自分を見つめたあと、
意識は次の段階――『戦車』のステージへと進むよ!

恋人のカードが教えてくれるのは、
“他者と深く向き合うことで、自分とも深く向き合える”ということ。

意識はここで、他者との関わりを通して、
より深く自分を見つめ、自分という存在を理解していく段階に入ります。

そして、恋人の“選択”が、戦車の“行動”へと受け継がれていくのです。

『戦車』は、自分で選び取った想いを胸に、
迷いを越えて“自らの意志で前へと進む力”を象徴するカードです。

くろごめ
くろごめ

次の『戦車』は、恋人が選び取った“愛と信念”を、
この世界で実際に行動として体現していくステージです。

愛によって選択した意識は、
ここから“意志”を燃料に、自らの道を切り拓いていきます。

意識の旅は、次の章――『戦車』へ。

次のカード解説を読む

◀︎ 前回:法王(No.5)

※ このシリーズの全体像は、
「セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応シリーズ一覧」からご覧いただけます。

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