【No.17 星】セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応

カバラとタロット

📘 セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応(全22回)
この連載では、タロット大アルカナ22枚を、セフィロトの樹の“パス”と照らし合わせながら読み解きます。
各カードが示す“意識の段階”を、1枚ずつわかりやすくまとめています。
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※カバラとタロットの基本的な関係は、【カバラとタロットシリーズ】で詳しく解説しています。

『塔』での崩壊を経て、すべてが静まり返ったあと――
意識は、深い静寂の中で“新しい光”の誕生を感じ始めます。

それは、喪失の痛みを通り抜けたあとに訪れる、穏やかな再生の瞬間。

何もなくなったと思っていたその場所に、
ほんの小さな“希望の光”が、確かに息づいているのです。

タロットの第十八の物語――『星(The Star)』。

このカードは、癒しと希望、そして魂の再生を象徴しています。

ここから、“ありのままの自分”として、
再び世界と調和していくステージの幕が上がるのです。

※本記事でいう「意識」とは、「魂」のことです。魂の成長や内的進化を指しています。

くろごめ
くろごめ

この記事では、『星』のカードを、“セフィロトの樹”とのつながりをたどりながら、詳しく見ていきましょう。

星 ―希望の光が、意識の静寂に灯る

『星』は、混乱のあとに訪れる
“静かな希望と癒しの光”を象徴するカードです。

すべてが崩れたように見えても、
心の奥では、再び前へと進む力が静かに芽生えています

それは、外の何かに頼るのではなく、
自分の内側から立ち上がる信頼の光なのです。

まめ
まめ

『星』は、外の世界に希望を探すのではなく、
自分の内側に“光がある”ことに気づかせてくれるカードなんだね。

セフィロト対応 ― ネツァク↔ イェソド

※セフィロトの樹の基本構造については、【セフィロトの樹シリーズ】で詳しく解説しています。

パス28(パス表記7-9)

ネツァク(勝利・永続性)↔ イェソド(基礎・基盤)

ネツァク(生命を動かす情熱)から、イェソド(心の基盤)へと流れるこの道は、
感情が癒され、再び生命のリズムを取り戻していくプロセスを象徴しています。

くろごめ
くろごめ

ネツァクは“愛と美、生命の喜び”を司り、
イェソドは“無意識の領域”、心の映し鏡を示します。

心の奥――潜在意識の領域(イェソド)に、
ネツァクの“愛と希望”のエネルギーが届くとき、
傷ついた感情は静かに癒され、内側に再生の光のイメージが芽吹きます。

それはまだ形にはなっていなくても、
やがて現実へと反映されていく“新しい始まりの前触れ”なのです。

まめ
まめ

感情(ネツァク)が癒されることで、
無意識(イェソド)に新しい調和の光が映り始めるんだね。

星のキーワード

希望、癒し、信頼、再生、導き、インスピレーション

意識の旅の意味

くろごめ
くろごめ

『塔』で崩れ落ちたもののあとに訪れるのは、
喪失の痛みではなく、“静かな癒し”と“再生の光”です。

『星』は、心を宇宙の流れへとゆだね、
再び“生命のリズム”に調和していくステージを表しています。

――“すでに自分は宇宙とつながっている”という感覚を思い出すこと。

過去を拒まず、受け入れて流すとき、心は透明になり、
意識の奥に“静かな希望”が芽吹いていくのです。

ごま
ごま

“星”の光って、未来を照らすだけじゃなく、
過去の痛みさえも優しく包んで癒してくれる光なんだね。

星のカードに描かれたシンボル

くろごめ
くろごめ

ライダー版タロットをもとに、カードに描かれたシンボルを見ていきましょう (^^)

『星』に描かれた女性は、
一つの壺から大地(現実)へ、もう一つの壺から水辺(潜在意識)へと、静かに水――『生命の水』を注ぎ続けています。

それは、自分の感情を宇宙の流れへと委ね、再び調和を取り戻す行為。
注がれる水は、心を洗い、生命を循環させる“癒しの流れ”を象徴しています。

壺の水が大地と水辺の両方へ流れていく描写は、
内と外、潜在と顕在、過去と未来――
すべての世界をつなぐ自然の循環を表しています。

ごま
ごま

枯渇していた心に新しい生命力が満ちていくように、
宇宙のリズムと再び調和していくんだね。

  • 水を注ぐ女性: 感情の解放と癒し、宇宙との調和。
  • 七つの小星と一つの大星: 希望・導き・霊的再生。
  • 裸の姿: ありのままの自己受容、真実の自己への回帰。
  • 青い空と水: 癒し、静寂、宇宙との一体感。
  • 大地と水辺: 現実と無意識のバランス。

※当ブログでは著作権保護の観点から、カードの画像は使用していません。表示されている画像は当サイトのオリジナルです。カードの意味は、一般的な解釈に基づき丁寧に解説しています。

星が教えてくれる“心の在り方”

人生のなかでは、『塔』のような出来事――
すべてが崩れ落ちるような体験をすることがあります。

けれど、『星』はそのあとに訪れる、“静かな再生”の兆しを教えてくれます。

古くて不要になったものが消え去った分だけ、
新しい光が入る余地が開いたのです。

『星』は語りかけます――

あなたを再び前へと導く本当の希望の光は、すでにあなたの中に静かに灯っています”。

まめ
まめ

希望って、外からもらうものじゃなくて、
心の中にある小さな光を思い出すこと…
それが、癒しと再生のはじまりなんだね。

まとめ:『月』へ ―意識は“無意識の深淵”へと潜る

ごま
ごま

星の光に導かれて、静かな希望を見いだした意識は、
次の段階――『月』のステージへと向かうよ!

星で意識は、崩壊のあとに残った静けさの中で、
“内なる希望の光”を見出しました。

けれど、その光の先には、希望を見たからこそ現れる
“深淵の領域”が存在しているのです。

月は、その深淵へと潜り、
心の奥に残る恐れ・幻想・直感の世界を見つめるカード。

星で取り戻した希望の光を灯しながら、
意識は次に、見えない世界との対話を通して、
真の理解と統合へと歩みを進めていくのです。

くろごめ
くろごめ

『星』で見つけた希望の光は、夜の闇を照らす小さくも明るい灯。
次の『月』では、その光の影の部分、無意識の世界を旅していきます。

光の裏にある影をも受け入れたとき、
意識はさらに深く、進化する――

意識の旅は、次の章――『月』へ。

次のカード解説を読む

◀︎ 前回:塔(No.16)

※ このシリーズの全体像は、
「セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応シリーズ一覧」からご覧いただけます。

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