【No.18 月】セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応

カバラとタロット

📘 セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応(全22回)
この連載では、タロット大アルカナ22枚を、セフィロトの樹の“パス”と照らし合わせながら読み解きます。
各カードが示す“意識の段階”を、1枚ずつわかりやすくまとめています。
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※カバラとタロットの基本的な関係は、【カバラとタロットシリーズ】で詳しく解説しています。

『星』で“希望の光”を見出した意識は、
その光の裏側にある“神秘の影”の世界と対峙することになります。

そこは、理性では説明できない感情や、無意識の声が響く領域――。

タロットの第十九の物語――『月(The Moon)』。

このカードは、潜在意識の海を旅する意識の姿を描いています。
そこは、心の奥底に広がる深淵の世界。

意識はここで、
見えない世界との対話を通して、自らの真実へと近づいていくのです。

※本記事でいう「意識」とは、「魂」のことです。魂の成長や内的進化を指しています。

くろごめ
くろごめ

この記事では、『月』のカードを、“セフィロトの樹”とのつながりをたどりながら、詳しく見ていきましょう。

月 ―不安と直感のはざまを歩く

『月』は、希望の光を見たあとに現れる、揺れ動く不安・疑念――
“心の影” を映し出すカードです。

霧の中を歩くように、
真実と幻の境界が曖昧になってしまうこともあります。

けれど――
その曖昧さの中でも希望を手放さずに進むことで、
やがて霧は静かに晴れ始めるのです。

まめ
まめ

前方に続く見えない道は、“暗中模索の旅”そのもの。
けれど――夜明け前がいちばん暗い。
少しずつ月が満ちていくように、
心もまた光を取り戻し、やがて道は自然に照らされていくんだね。

セフィロト対応 ―ネツァク↔ マルクト

※セフィロトの樹の基本構造については、【セフィロトの樹シリーズ】で詳しく解説しています。

パス29(パス表記7-10)

ネツァク(勝利・永続性)↔ マルクト(王国)

ネツァク(感情の世界)からマルクト(現実の世界)へと流れるこの道は、
“無意識と現実のあいだを揺れながら進む旅”を象徴しています。

くろごめ
くろごめ

ネツァクは、“感受性と情緒”の領域。
マルクトは“現実世界で体験する舞台”です。

見えない恐れや不安、幻想のようなイメージが、
心の奥(ネツァク)から現実の体験(マルクト)へと投影されることで、
私たちは“自分が何を信じ、何を恐れているのか”を見つめ直すことになります。

そして、幻想が少しずつ溶けていくとき――
内なる光が静かに姿を現し、次の夜明けへの準備が始まるのです

まめ
まめ

光が強くなるほど、影も濃く映る――。
得体の知れない不安って、光の裏側にできる“影”だったんだね。

月のキーワード

幻想、無意識、直感、不安、混乱、探求、内なる感受性

意識の旅の意味

くろごめ
くろごめ

『月』は、不安や疑い、迷いが心に影を落とす時期を象徴しています――。

けれど、その感情を否定せず、
「いま、私は不安なんだ」と素直にやさしく認めてあげること――
それこそが、霧の中に灯る最初の小さな光です。

揺れる感情に寄り添いながら、「大丈夫」と自分を安心させると、
心の奥で静かに信頼の芽が育ちはじめます。

そしてその穏やかな光が、やがて霧を晴らし、
“次の夜明け”へと導いてくれるのです。

ごま
ごま

満ち欠けする月は、人の心そのものみたいだね。
光が弱い夜もあるけれど…それでも必ず“明ける朝”がやってくるんだ!

月のカードに描かれたシンボル

くろごめ
くろごめ

ライダー版タロットをもとに、カードに描かれたシンボルを見ていきましょう (^^)

その光はやわらかくも弱く、
進むべき道をぼんやりとしか照らしていません。

犬と狼は、人間の中に潜む“欲望や獣性”を、
ザリガニは、さらに深い“原始的な本能や恐れ”を象徴しています。

そこに落ちる月からの“知性の雫”は、
それらの本能を静かに鎮め
混沌の中にもかすかな秩序と導きが存在することを示しています。

ごま
ごま

『月』は、揺らぐ心の不安を映し出すカードだよ!

  • 犬と狼: 理性と本能、意識と無意識の対立。
  • 月の光: 幻想と直感、潜在意識の揺らぎ。
  • 曲がりくねる道: 真理へ至るまでの不確かさ。
  • 水辺のザリガニ: 無意識の最深部に潜む“原始的な本能や恐れ”
  • 塔と門: 新たな領域へ入るための通過儀礼。

※当ブログでは著作権保護の観点から、カードの画像は使用していません。表示されている画像は当サイトのオリジナルです。カードの意味は、一般的な解釈に基づき丁寧に解説しています。

月が教えてくれる“心の在り方”

人生の中には、先が見えない不安や迷いに足が止まり、
どう進めばいいのか分からなくなる瞬間があります。

『月』は語りかけます――

“その恐れや不安、疑念の正体は『幻想』。
光へ進もうと決めたからこそ、影があらわれるのだ”
と。

大切なのは、その影から目をそらさず、静かに寄り添ってあげること。
そこには、あなたが何を求め、何を怖れているのかという
“本当の気持ち”が隠れているからです。

その小さな気づきこそが、
霧の中で光を見つけるための“最初の一歩”になるのです。

まめ
まめ

不安も恐れも、自分を苦しめる“敵”じゃないんだね。
ちゃんと向き合えば、自分の本音を教えてくれる“案内役”になるんだね!

まとめ:『太陽』へ ―意識は“真実の陽光”へと進む

ごま
ごま

月で“不安や迷いの正体”に気づき、影と優しく向き合った意識は、
次の段階――『太陽』のステージへと向かうよ!

月で意識の深淵と対峙し、幻想が静かにほどけていくとき、
心の深部から“陽光”が差し始めます。

次の太陽は、その光が外の世界まではっきり照らし出す、
喜び・明晰さ・生命力のステージ。

影を越えたからこそ見えてくる、揺るぎない自分自身――
その姿を取り戻す瞬間が、そこに待っています。

くろごめ
くろごめ

『月』で意識は、心の奥に潜む影と向き合い、
“真実を曇らせていた幻想”を静かに手放しました。
そして『太陽』では、その先にある
“澄みわたる明晰さ” と“生命の喜び” を全身で受け取ることになります。

影の旅があったからこそ、光はより一層輝きを増す――。
意識の旅は、次の章――『太陽』へ。

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◀︎ 前回:星(No.17)

※ このシリーズの全体像は、
「セフィロトの樹と大アルカナの神秘対応シリーズ一覧」からご覧いただけます。

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