
📘 タロットの歴史(全5回)
この連載では、タロットカードがどのように生まれ、どのように“今の姿”へ形づくられてきたのかを、静かなペースでたどります。
文化や思想の流れとともに、タロットの背景をやさしく解説しています。
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前回の記事では、
タロットカードがもともとヨーロッパの貴族たちのカードゲームだった、というお話をしましたね。

でも、今では、タロットといえばやっぱり“占い”のイメージだよね?
どうしてゲームだったタロットが“占いの道具”になったのかなぁ?
タロットは“遊びのカード”から、“心や世界を映す象徴のカード”へと、
ゆっくり形を変えていきました。
今回は、そんなタロットの“進化の旅”を一緒にたどっていきましょう。

この記事では、以下のことがわかります!
- タロットが“占い”に使われるようになった歴史的経緯
- エッテイヤやエリファス・レヴィの思想とその影響
- 時代ごとに変化してきたタロットの役割と意味
タロットの進化の旅


タロットは長い時間をかけて進化してきたんだよ!
時代ごとの変化を一望
| 時代 | 主な特徴 | キーワード |
| 15世紀 | 上流階級のカードゲーム | トリオンフィ・ ヴィスコンティ版 |
| 18世紀 | 占いツールとして再発見 | エッテイヤ・未来予測 |
| 19世紀 | 神秘学との融合 | カバラ・錬金術・秘教 |
| 20世紀 | 占いのスタンダード化 | ライダー=ウェイト・ 直感的リーディング |
| 21世紀 | 心のガイド&癒しへ | セルフケア・自己探求 |

わぁ~!タロットって、時代ごとにどんどん形を変えてきたんだね!
18世紀──占いツールとして再発見

タロットが“占いのツール”として本格的に使われるようになったのは、
18世紀のフランスです。

この時代に活躍したのが、
ジャン=バティスト・アリエット(通称:エッテイヤ)という人物です。
エッテイヤが作った“占いの形”
エッテイヤは、タロットカードにそれぞれ意味を与え、
“人生の流れを読み解くための象徴体系”として整理しました。
彼の活動によって、タロットは初めて“占い”としての形を持ち始めたのです。

彼は、1785年に『タロットの占いの方法』という本も出版したんだよ!

なるほど〜!タロットに“意味”を与えてくれたのがエッテイヤさんなんだね!
19世紀──象徴思想と出会う


19世紀になると、タロットは“人の意識や世界の仕組みを象徴的に表す図像”として再び注目されました。
その中心にいたのが、思想家エリファス・レヴィです。
レヴィが示した“神秘の地図”
レヴィは、カバラや占星術、錬金術の考え方を取り入れ、
タロットを“人間の内面と宇宙の構造をつなぐ象徴体系”として再構築しました。
| 項目 | エッテイヤ | エリファス・レヴィ |
| 時代 | 18世紀後半 | 19世紀 |
| 役割 | 占いとして体系化 | 神秘思想と結合 |
| 主な影響 | 占い文化の普及 | 精神世界との融合 |

とくに「大アルカナ22枚」を“セフィロトの樹(生命の樹)”の構造に対応させたことで、タロットは“精神的・哲学的な探求のツール”へと進化していったんだよ!

カバラとか占星術って…ちょっと難しそうだけど、タロットってそんなに深い意味があるんだね!
20世紀──世界に広がる“占いのスタンダード”


さらに20世紀に入ると、タロットは一気に世界中へ広まりました。
ライダー=ウェイト版の登場
その火付け役となったのが――
アーサー・E・ウェイトと、画家のパメラ・コールマン・スミスが手がけた…

『ライダー=ウェイト版タロット』(1909年)!
♦このデッキは…
- 小アルカナ(56枚)にもすべて絵が描かれている
- 直感的にカードの意味が読み取りやすい
- 精神的な象徴や哲学的な意味が、デザインの中にさりげなく織り込まれている

今使われてるタロットの多くが、
この『ライダー=ウェイト版』が元になっているんだよ!
21世紀──心を映す“自己探求ツール”へ


そして現代のタロットは、さらに進化――
占いだけでなく、こんな使われ方が増えています…。
- セルフリーディング
- 癒しや自己理解のツール
- コーチング・セラピーとの融合
- アートやデザインのアイテム

占いだけじゃなくて、
自分の心を見つめるツールにもなっているんだね!
まとめ:タロットはこうして進化してきた!

- 18世紀: エッテイヤが占いとして体系化
- 19世紀: エリファス・レヴィが神秘学と融合
- 20世紀: ライダー=ウェイト版で大衆化
- 21世紀: セルフケア・癒し・創造のツールへ

タロットは“運命を読む道具”から、“自分を知る鏡”へ。
時代とともにその意味も広がり続けているんだね!
タロットは、長い歴史の中で“遊び”から始まり、
“考え方”や“占い”、そして“自己理解”のツールへと姿を変えてきました。
その変化の背景にはいつの時代も――
人が「自分の心を知りたい」と願う想いがあったのかもしれませんね。

タロットの変化を知ると、今のカードの意味がより深く感じられますね。
次回は『ライダー版』と『トート・タロット』の違いを、比較しながら見ていきましょう♪
※ このシリーズの全体像は、
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