【タロットの歴史④】遊びが“心を映す鏡”になるまで──タロットが占いへ変化した過程

タロット入門

📘 タロットの歴史(全5回)
この連載では、タロットカードがどのように生まれ、どのように“今の姿”へ形づくられてきたのかを、静かなペースでたどります。
文化や思想の流れとともに、タロットの背景をやさしく解説しています。
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◀︎ 前回:タロットの歴史③

くろごめ
くろごめ

前回の記事では、
タロットカードがもともとヨーロッパの貴族たちのカードゲームだった、というお話をしましたね。

ごま
ごま

でも、今では、タロットといえばやっぱり“占い”のイメージだよね?
どうしてゲームだったタロットが“占いの道具”になったのかなぁ?

タロットは“遊びのカード”から、“心や世界を映す象徴のカード”へと、
ゆっくり形を変えていきました。

今回は、そんなタロットの“進化の旅”を一緒にたどっていきましょう。

まめ
まめ

この記事では、以下のことがわかります!

  • タロットが“占い”に使われるようになった歴史的経緯
  • エッテイヤやエリファス・レヴィの思想とその影響
  • 時代ごとに変化してきたタロットの役割と意味

タロットの進化の旅

まめ
まめ

タロットは長い時間をかけて進化してきたんだよ!

時代ごとの変化を一望

時代主な特徴キーワード
15世紀上流階級のカードゲームトリオンフィ・
ヴィスコンティ版
18世紀占いツールとして再発見エッテイヤ・未来予測
19世紀神秘学との融合カバラ・錬金術・秘教
20世紀占いのスタンダード化ライダー=ウェイト・
直感的リーディング
21世紀心のガイド&癒しへセルフケア・自己探求
ごま
ごま

わぁ~!タロットって、時代ごとにどんどん形を変えてきたんだね!

18世紀──占いツールとして再発見

タロットが“占いのツール”として本格的に使われるようになったのは、
18世紀のフランスです。

くろごめ
くろごめ

この時代に活躍したのが、
ジャン=バティスト・アリエット(通称:エッテイヤ)という人物です。

エッテイヤが作った“占いの形”

エッテイヤは、タロットカードにそれぞれ意味を与え、
人生の流れを読み解くための象徴体系”として整理しました。

彼の活動によって、タロットは初めて“占い”としての形を持ち始めたのです。

まめ
まめ

彼は、1785年に『タロットの占いの方法』という本も出版したんだよ!

ごま
ごま

なるほど〜!タロットに“意味”を与えてくれたのがエッテイヤさんなんだね!

19世紀──象徴思想と出会う

くろごめ
くろごめ

19世紀になると、タロットは“人の意識や世界の仕組みを象徴的に表す図像”として再び注目されました。
その中心にいたのが、思想家エリファス・レヴィです。

レヴィが示した“神秘の地図”

レヴィは、カバラや占星術、錬金術の考え方を取り入れ、
タロットを“人間の内面と宇宙の構造をつなぐ象徴体系”として再構築しました。

項目エッテイヤエリファス・レヴィ
時代18世紀後半19世紀
役割占いとして体系化神秘思想と結合
主な影響占い文化の普及精神世界との融合
まめ
まめ

とくに「大アルカナ22枚」を“セフィロトの樹(生命の樹)”の構造に対応させたことで、タロットは“精神的・哲学的な探求のツール”へと進化していったんだよ!

ごま
ごま

カバラとか占星術って…ちょっと難しそうだけど、タロットってそんなに深い意味があるんだね!

20世紀──世界に広がる“占いのスタンダード”

くろごめ
くろごめ

さらに20世紀に入ると、タロットは一気に世界中へ広まりました。

ライダー=ウェイト版の登場

その火付け役となったのが――
アーサー・E・ウェイトと、画家のパメラ・コールマン・スミスが手がけた…

ごま
ごま

ライダー=ウェイト版タロット』(1909年)!

♦このデッキは…

  • 小アルカナ(56枚)にもすべて絵が描かれている
  • 直感的にカードの意味が読み取りやすい
  • 精神的な象徴や哲学的な意味が、デザインの中にさりげなく織り込まれている
まめ
まめ

今使われてるタロットの多くが、
この『ライダー=ウェイト版』が元になっているんだよ!

21世紀──心を映す“自己探求ツール”へ

くろごめ
くろごめ

そして現代のタロットは、さらに進化――
占いだけでなく、こんな使われ方が増えています…。

  • セルフリーディング
  • 癒しや自己理解のツール
  • コーチング・セラピーとの融合
  • アートやデザインのアイテム
ごま
ごま

占いだけじゃなくて、
自分の心を見つめるツールにもなっているんだね!

まとめ:タロットはこうして進化してきた!

  • 18世紀: エッテイヤが占いとして体系化
  • 19世紀: エリファス・レヴィが神秘学と融合
  • 20世紀: ライダー=ウェイト版で大衆化
  • 21世紀: セルフケア・癒し・創造のツールへ
まめ
まめ

タロットは“運命を読む道具”から、“自分を知る鏡”へ
時代とともにその意味も広がり続けているんだね!

タロットは、長い歴史の中で“遊び”から始まり、
“考え方”や“占い”、そして“自己理解”のツールへと姿を変えてきました。

その変化の背景にはいつの時代も――
人が「自分の心を知りたい」と願う想いがあったのかもしれませんね。

くろごめ
くろごめ

タロットの変化を知ると、今のカードの意味がより深く感じられますね。
次回は『ライダー版』と『トート・タロット』の違いを、比較しながら見ていきましょう♪

▶︎ 次回:タロットの歴史⑤

◀︎ 前回:タロットの歴史③

※ このシリーズの全体像は、
「タロットの歴史シリーズ一覧」からご覧いただけます。

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